わたしがレッツゴー6匹で泣く理由

レッツゴー6匹

※V6の13枚目となるオリジナルアルバム『The ONES』に収録

 

6人の仲の良さが伝わってくるようなアカペラで始まるこの曲は、井ノ原快彦がプロデュースしたもの。作詞と作曲を手掛けたのは、井ノ原自身も大好きだという池田貴史(レキシ)。レキシだけにV6の歴史にスポットを当てたこの曲には、これまで歌ってきた曲のタイトルが見事に散りばめられている。作り手側の遊び心に拍手!

 

(公式サイトのライナーノーツより)

 

今回、メンバー6人それぞれが1曲ずつプロデュースをしているわけだが、今のところ健さんプロデュースの『Remember your love』と、快彦プロデュースの『レッツゴー6匹』がお気に入りだ。ちなみに最近になって突然、井ノ原快彦のことをどこぞの勇者よろしく、ヨシヒコと呼び始めた。(何故かは知らん)

 

それにしてもこの『レッツゴー6匹』がまた、泣ける。明るい曲調に前向きな歌詞、ある仕掛けがしてあるからではない。“ある仕掛け”については言わずもがな、誰かしらが解析してるだろうから言及はしないけれど、いまいちピンとこない未視聴組は、是非フルで聴いてみてください。(試聴はこちら→V6 13th ALBUM「The ONES」特設サイト)

 

わたしがこの曲を聴いて目頭が熱くなる理由は、“井ノ原快彦プロデュース”ってとこ!!!!!!

 

改めてV6の井ノ原快彦という存在のありがたみを知ったわけです。プロデュースって言ってもどの程度案を出したかは分からないし、もちのろん作詞作曲を担当したレキシ氏の多大な力もあるだろうが、最初から最後までユニゾンにしたのが非常に快彦らしい。

 

快彦の優先順位が面白いんです。わたしが思うに彼は、自分が楽しむことが最優先に見える。それはつまり、メンバーのことを楽しませたいという部分と、ある意味比例していて。自分が楽しく居たいからメンバーにも楽しく居て欲しい、その究極にシンプルであたたかいエゴイズムの下で、V6はオリジナルの空気感を醸し出しているのかなと。

 

言わばすべて自分の為、まあ、活字にしてしまうと途端に温度を失うけども、自分の為にを前提に他人の為動く行為って、ひとつも嘘がないじゃないすか。でもそのやり方に多少の嫌らしさや、下心が伴わない人ははなかなか居ない気がします。快彦には、自分>メンバー>ファンの図式が似合う。一点の曇もない。

 

だからこそ『レッツゴー6匹』はファンへ向けた曲でもあり、メンバーを笑かしたい快彦の欲求を叶える曲なのではないか、そしてその思惑通り誰のことも不幸にしないどころか、皆のことを幸せにしてくれる楽曲に昇華しているのではないか。こんな正直な曲を耳から吸収し、わたしは泣くのです。

 

 

 

 

 

無茶したな、V6。(お前だよ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

快彦「終わりました♡」