グズが仙台セキスイハイムスーパーアリーナへ行くとこうなる

今月、NEWSのコンサートへ行った。

感想となると、「最高」のひと言で終了してしまうので、あくまで旅の記録として簡単にまとめておこうと思う。

そう、わたしの遠征は常に危険と隣り合わせなのだ。

10代の頃、ジャニーズカウントダウンコンサートへ行ったもののホテルが取れず路頭に迷い、駅の構内で元旦の朝を迎えたこともあれば、帰りの夜行バスに乗り遅れそうになり東京駅を死に物狂いで駆け巡ったあげく、目の前で発車されたこともあった。

もうお気づきだろうか。全て己の甘さが招いた結末である。グズだ。

そして今回、仙台でもやらかしてしまった。ここまでくるとアホの極みとしか言いようがない。

というのも、例の如く危うく開演に間に合わない所だったのだ。セキスイハイムスーパーアリーナへ足を運んだ経験がある方なら皆さんご存知の通り、セキスイハイムスーパーアリーナは不便な場所にある。まず仙台駅から最寄りの利府駅までなかなかの距離で、更にバスでの移動となる為、時間もお金もかかる。

いや、そんなのは百も承知の上だった。過去何度も味わってきたのだ。

ところが当日のわたしときたら、ギリギリまでホテルの部屋で呑気にNEWSのDVDを観ていた。あの時の自分のみぞおちに渾身のグーパンチを食らわしたい。

案の定、時刻表といくらにらめっこしてみても次の電車は30分後、どうやっても間に合わない。チケットは友人の友人が持っており、会場で手渡しの予定だったので、まあ焦る。焦るも何も残された道はタクシーしかないのだが、ひとしきり焦る。

というわけでタクシー乗り場に降り立ったはいいが、午前中は山程居たはずのヲタクちゃんが全然見当たらない。ますます焦る。するとキョロキョロしていたわたしたちの元へ、NEWSのバッグを手にしたかわい子ちゃん2人が小走りで駆け寄ってくるではないか。なんと予約しているタクシーに一緒にどうですかと、これ以上ないありがたいお誘い。





ジーザス!!!!





いつの間に一度死んでまた生き返る魔法かけられてたの!東京から来たというかわい子ちゃん2人の未来に幸あれ!

しかし外は雨、最悪のコンディションの中タクシーでも約40分を要し、すんでのところで団扇を購入、席に着いて呼吸を整える間もないまま目の前にNEWSが現れた。

ちなみに席はアリーナAブロック、アリーナかスタンドかも聞いて居なかったわたしはひたすら棒立ち。近い。とにかく近い。小山!ああ!小山!

実に8年ぶりのNEWSのコンサートは、まさしく「最高」だった。