関ジャニ∞の47都道府県ツアーでわたしが出会った運命Girl

彼女との出会いは、8年前の夏まで遡る。



その日は関ジャニ∞47都道府県ツアーの地元公演だった。

1部、渋谷すばる団扇を手にしたわたしと、安田章大団扇を手にした友人は、1階席の真ん中2列目通路横、おそらく“良席”に含まれるだろうポジションに居た。
前の席の方々が盛大に遅刻して来た為、登場の瞬間などはまさに目と鼻の先に特攻服姿の7人が現れるという、今で言うファンタスティック胸キュンな滑り出し。
当時のわたしは、「近くの他メンより遠くの自担」スタイルを貫いており、基本渋谷すばる大倉忠義を血眼で追っていた。

そう、まるで気が付かなかったのだ。





コンサートも終盤、突然誰かに肩をどつかれた。
なかなかの衝撃だったこともあり、まず席移動をかましたヲタクの仕業を疑ったわたしは、眉間にシワを寄せながら即座に振り返ったが、それらしき人物は見当たらない。
何かがおかしい。





不思議に思いながら正面に向き直ると、視界に金髪のチンパンジーが飛び込んできた。
これは一体どういうことだろう。





事態を把握するまでどれくらいの時間を要したか記憶にないが、きっと一瞬で理解したに違いない。
自分のすぐ横を安田章大が走り抜け、肩ポンでも壁ドンでもない“肩ドン”をお見舞いしてくれたと。
この一連の出来事は、今でも大切な思い出だ。
そしてわたしは、当時やっていたブログに稚拙なレポを投稿し、安田章大肩ドン事件の詳細ももちろん書き記した。
すると1人の横山裕担からコメントが届いたのだ。
なんと、わたしが安田章大に肩ドンされる一部始終を実際に見たというではないか。
事件の目撃者現れる、である。



これがあゆさんとの出会いだ。

偶然にも同い年で、あれから8年経った今でも仲良くさせていただいているが、彼女程面白い女性はなかなか居ない。
一時期わたしたちの間で、ある種のネタとしてだが、Question?の伊郷アクンが流行ったことがある。
するとあゆさんは、Question?が事務所の大先輩のマッチさんと組んだ一度限りの幻ユニット、「MATCHY with QUESTION?」のイベントにまでわざわざ足を運び、トルコのギター小僧こと伊郷アクンにファンレターを書いたのだ。
横浜アリーナから「何て書けばいいと思う?」と電話をくれたのが昨日のことように思い出し笑い出来る。
更に、会場のスタッフさんに書きたてホヤホヤのファンレターを渡したところ、マッチさん宛だと勘違いされるあたりもさすがあゆさん。

そんな彼女は、3月9日が誕生日。

横山裕のソロコンに連れて行ってくれた。

キスブサを教えてくれた。

今年こそ一緒にコンサート入ろうね。

ありがとう、あゆさん。

おめでとう、あゆさん。



溢れる思いは無限大!

ジャニーズテラスハウス

「どうにか横と山田と暮らして、隣におけんてぃ先輩がだらしない彼女とでも同棲かヒモ生活して、たまにわたしの家来てくれないかな。」(原文のまま)



日曜の午後、こんなLINEが届いた。

おい、何だこの夢のあるお話は。

送り主は、わたしと同い年のあゆさん。彼女との出会いは割とキセキなので、詳しくはまたの機会に書くとして、今回は関ジャニ∞横山裕担とだけお伝えしておこう。
そして彼女は、Hey!Say!JUMPの山田涼介を溺愛している。ちなみに横山と山田は誕生日が同じで、過去に「左目探偵EYE」というドラマで共演も果たしており、我々は2人を横山田と呼んでいる。

突如として送られてきたLINE、何故中島健人がヒモ生活なのかはさておき、単純に「ズルい!羨ましい!」と思った。ならば、わたしはどうすればいい。しかし、そこはあゆさん優しい。
左隣は中島健人で埋まっているが、右隣の部屋なら空いていると、快く住居を提供してくれた。よし、そうと決まれば善は急げ、大倉忠義小山慶一郎はいただこう。あゆさん宅には、たまに渋谷すばる村上信五が訪ねてくるという。こちらも負けてはいられない。大倉と小山に先輩風を吹かしてもらって、有岡大貴と岡本圭人を呼び出そう。
だが、これではジャニーズ事務所の人間が不自然に密集し過ぎている。とんだ欲しがりさんだ。此処はジャニーズマンションか。ふとテラスハウスが頭に浮かんだ。幸いにもあゆさんとわたしは、テラスハウス放送時、リアルタイムで実況しながら視聴していた為、イメージを膨らますのは容易であった。
もしテラスハウスをご存知ない方、一度も見たことのない方は、Wikipediaに軽く目を通してから仮想テラスハウスにお付き合い下さい。

テラスハウス (テレビ番組) - Wikipedia

そう、テラスハウスが舞台なら、男子の数を3人に絞らねばならない。まず、あゆさんの要望で初期メンバーに決まったのが、藤ヶ谷太輔宮田俊哉、さすがとしか言いようのないチョイスだ。顔面のバランスの安定を求め、残り1名には戸塚祥太をねじ込んでみたものの、宮田も戸塚も趣味に没頭して男子部屋から一歩も出て来ず、藤ヶ谷がリビングでネイルケアに講じるという構図が出来上がってしまった。あゆさんとわたしで藤ヶ谷を女子部屋に招き、何度か相談にのり説得も試みたが、まもなく彼は卒業を選んだ。黒板に「Thank U xxx…」と難解なメッセージを残して。時は同じく、戸塚が謎の失踪を遂げる。

そして新メンバーが2人やって来る。リモアのスーツケースを転がし、サングラスをかけ颯爽と登場したのが、スーパースター山田涼介だ。一方、グレゴリーのリュックに無造作ヘアーで現れたのが伊野尾慧、明治大学理工学部建築学科に在籍しているそう。「山田は最初気に食わないけど、寝起きにやられる。」とあゆさん。ところが、山田は多忙であまり帰って来ない。
わたしたちは、徹夜で勉強し、疲れてリビングで眠ってしまった伊野尾の寝顔を眺めるのが日課になる。もちろん朝は「大学いってらっしゃい!」のあいさつも欠かさない。宮田はアニメを見ている。海外小説を読みながらソファーで寝落ちしてしまった伊野尾にすかさず毛布をかけるわたしたち。「山田は帰って来たら、タコライスを作ってくれる。」とあゆさん。宮田はアニメを見ている。
ある日、伊野尾が友人を連れて来る。中島裕翔、システムエンジニアらしい。その後、予期せぬ事態が起きたり起きなかったりで、わたしが中島の会社の前で彼の仕事が終わるのを待ち伏せするシーンなんかも導入される。本当は八乙女光や、重岡大毅が入居するまで続くのだが、いい加減目を覚まそう。実は、ペット代わりに女子部屋でこっそり有岡大貴を飼う案まであった。いや、やっぱり止めよう。

読み返すと宮田や山田の職業設定など、詰めの甘い部分も見受けられる。そもそも何故男子は3人なのに、女子は2人なんだ。もしも「こんな展開はどうだ?」「こいつを忘れてないか?」諸々意見があったらお願いしたい。一応、横山裕等の年齢層ちょっと上組がスタジオでモニタリングしていることになっている。溢れる夢は無限大だ。では、最後に一言、





あー!楽しかった!

(BGM:We Are Never Ever Getting Back Together/Taylor Swift)