森田剛が結婚した。
森田剛が結婚した。
どうしますか。どうしたらいいんすか。いや、おめでとうございますなんだけど。おめでとうございます以外にないんだけど。黙って祝えよと言われればそれまでなんだけど。そりゃそうなんだけど。うん、何となく解ったことがある。
不安なのだ。
森田剛が幸せになってしまうのが。
結婚によって、森田剛の陰がなくなってしまうのではないだろうか、大事な部分が変わってしまうのではないだろうか、自分の知らない森田剛になってしまうのではないだろうか、そんなくだらないもしもばかりを思うわけで。
もちのろん変わることは当たり前なんすけど。だって単純に守るべきものが増えるんですもん、誰だって変わりますよね。そう、ダウンタウン松本人志でさえ結婚し子供を授かり、カリスマ性を隠してしまったのだから。
不幸を背負ってたり、悲しみを背負ってることによって、その悲しみや苦しみを知っているからこそ、そういう人に対して笑いを提供できる。
とは、ナインティナイン岡村隆史の言葉である。わたしの中の森田剛は常に満たされていなくて、自分のことは二の次で、時には自らを犠牲にする、幸せとは真逆に位置する人だ。そんな森田剛が幸せになってしまったら。でも、もうひとつ解っていることがある。
だからおめでたいよ。ようやっと幸せになってしまったのなら、こんな嬉しいことないよ。不安はなくならないけど、それより、幸せになった森田剛が見たい。わたしは、わたしたちは、これからのV6を見届けるべき。だって絶対素晴らしい。
剛様、心よりお祝い申し上げます。ありがとうございます。
いまもずっと泣いて今日もずっと泣いて
今週のお題「2018年の抱負」
今年はジャニヲタとしてではなく、一人の人間としてほんとのほんとにサイテーでサイアクの一年で、例えば師走に祖母が突然亡くなったりしたわけだけど、世の中にはきっとわたしなんかより大変な人間、今この瞬間も不安で気が気じゃない人間も多々いらっしゃることでしょう。大変だったね?頑張ったね?抱負を言うよ?今から言うよ?2018年の抱負を言うよ?
もちろんジャニヲタとしても、一つの現場も経験出来ず、曲もほとんど聴けず、TwitterのTLも追えず、事務所担の風上にも置けない不甲斐ないミソッカスだったので、来年はせめてSNS上では現実を忘れ勝利くん整ってるとだけ唱えて暮らしたいものです。そう、去年と比べ誰とも交流が持てなかったので、フォロワーさん方とアアダコウダアナコンダ言い合えたら幸いです。(三拍子のネタ誰が分かんねん)
なので大きな抱負は、余計なことを口走らず大人しく過ごすこと、です。余計なことしか口にしてないだろお前と言われても仕方がない生き方をして参りましたが、口は災いの元であると歳を重ねようやく身に染みております。来年は前厄なので、今まで通り振舞ってたら何かとんでもない災いが起こりそうな気がしてならないのです。あとキスマイと嵐とV6のコンサートに行きたいです。それと優しくなりたいです。優しくされたいです。面白くもなりたいです。携帯換えたいです。生でハリウッドスター拝みたいです。小山慶一郎と結婚したいです。ええと、うん、
もうええわ!!!!
いまもずっと泣いて
今日もずっと泣いて
ここまでやって来たんでしょ
大丈夫
Sexy Zone/ぎゅっと
溺れるナイフで溺れたヲタク
映画『溺れるナイフ』 公式サイト 監督/山戸結希 原作/ジョージ朝倉|TOP
映画が好きです。だからこそ正直に言わせて貰うと、この映画は劇場で観る程のものではないと思います。原作未読の身からすると、コウちゃんと夏芽の出会いが雑に描かれていたような気がしたし、音楽も違和感、上白石さんが演じたキャラクターも必要性を感じない、ただひとつだけ。この映画のおかげでひとつだけ、わたしの歴史が動いたのです。
わたしの中で邦画のベストキスシーンは『人のセックスを笑うな』の忍成くんと蒼井優ちゃんのキスシーンだったんですけど、たった今、『溺れるナイフ』の重岡くんと小松菜奈ちゃんのキスシーンが並びました。
— はなな (@kmiyayaf2) 2017年10月24日
Twitterでも上記のようにツイートしましたが、『人のセックスを笑うな』は2008年公開作品なので、おそらく観てから8年くらい経っているのに、ずっと邦画キスシーンNo.1の座に君臨していたのです。本編の内容はまるで覚えてないけれど、最後の方にあった忍成くんと蒼井優ちゃんのキスシーンがすごく微笑ましくて、キュンとしたのは忘れられなくて。あ、いや、そうですね、まずはご覧下さい。
簡単に補足すると、蒼井優ちゃんは永作博美に夢中の松ケンへ想いを寄せる女の子、更に忍成くんはその蒼井優ちゃんの気持ちに気付きながら見守る男の子、という設定です。2人のやり取りが非常に自然なんですけど、驚くなかれ、このシーンなんとアドリブとのこと。ちなみに『シャニダールの花』の綾野GOと黒木華の鼻キスも良きです。
一方重岡くんと小松菜奈ちゃんのキスシーンは、撮影に5時間かかったそう。こちらはさすがに動画は上がってませんでしたが、拾った台本の画像を分析してみると、細かい部分までは描かれていないようなので、あの長回しイチャコラは普段の重岡くんの姿なのでしょうか。
だとしたら全ジャニヲタにおすすめしたいです。ストーリーが暗めなだけに苦手な人もいらっしゃるでしょうが、機会があったらどうぞ。金髪の菅田将暉も一見の価値ありです。最後に、重岡くんは早いとこキスブサに出てくださいお願いします。
わたしがレッツゴー6匹で泣く理由
レッツゴー6匹
※V6の13枚目となるオリジナルアルバム『The ONES』に収録
6人の仲の良さが伝わってくるようなアカペラで始まるこの曲は、井ノ原快彦がプロデュースしたもの。作詞と作曲を手掛けたのは、井ノ原自身も大好きだという池田貴史(レキシ)。レキシだけにV6の歴史にスポットを当てたこの曲には、これまで歌ってきた曲のタイトルが見事に散りばめられている。作り手側の遊び心に拍手!
(公式サイトのライナーノーツより)
今回、メンバー6人それぞれが1曲ずつプロデュースをしているわけだが、今のところ健さんプロデュースの『Remember your love』と、快彦プロデュースの『レッツゴー6匹』がお気に入りだ。ちなみに最近になって突然、井ノ原快彦のことをどこぞの勇者よろしく、ヨシヒコと呼び始めた。(何故かは知らん)
それにしてもこの『レッツゴー6匹』がまた、泣ける。明るい曲調に前向きな歌詞、ある仕掛けがしてあるからではない。“ある仕掛け”については言わずもがな、誰かしらが解析してるだろうから言及はしないけれど、いまいちピンとこない未視聴組は、是非フルで聴いてみてください。(試聴はこちら→V6 13th ALBUM「The ONES」特設サイト)
わたしがこの曲を聴いて目頭が熱くなる理由は、“井ノ原快彦プロデュース”ってとこ!!!!!!
改めてV6の井ノ原快彦という存在のありがたみを知ったわけです。プロデュースって言ってもどの程度案を出したかは分からないし、もちのろん作詞作曲を担当したレキシ氏の多大な力もあるだろうが、最初から最後までユニゾンにしたのが非常に快彦らしい。
快彦の優先順位が面白いんです。わたしが思うに彼は、自分が楽しむことが最優先に見える。それはつまり、メンバーのことを楽しませたいという部分と、ある意味比例していて。自分が楽しく居たいからメンバーにも楽しく居て欲しい、その究極にシンプルであたたかいエゴイズムの下で、V6はオリジナルの空気感を醸し出しているのかなと。
言わばすべて自分の為、まあ、活字にしてしまうと途端に温度を失うけども、自分の為にを前提に他人の為動く行為って、ひとつも嘘がないじゃないすか。でもそのやり方に多少の嫌らしさや、下心が伴わない人ははなかなか居ない気がします。快彦には、自分>メンバー>ファンの図式が似合う。一点の曇もない。
だからこそ『レッツゴー6匹』はファンへ向けた曲でもあり、メンバーを笑かしたい快彦の欲求を叶える曲なのではないか、そしてその思惑通り誰のことも不幸にしないどころか、皆のことを幸せにしてくれる楽曲に昇華しているのではないか。こんな正直な曲を耳から吸収し、わたしは泣くのです。
無茶したな、V6。(お前だよ)
快彦「終わりました♡」
先生!KAT-TUN中丸雄一くんにピッタリな役、見つけました。
田舎の漁村で、妹のウンジ(リュ・ヘヨン)と2人で生活しているジャンウ(チュウォン)。他界した両親に代わって懸命に働いてウンジを養ってきたジャンウだったが、何者かに彼女を殺されてしまう。その後ジャンウは、妹のために死者の魂を慰めるとされる救魂祭で怪しい男を見掛けて犯人だと直感するが逃げられる。激しい怒りと深い悲しみを抱える中、他人の死を予知できる霊能力者シウン(イ・ユヨン)の助けを借りながら男の行方を追う。やがて、ミン(ユ・ヘジン)という薬剤師の存在が浮かび上がるが……。
※以下ネタバレあり
最初に言っておきますが、この映画、映画としては何てことないです。韓国映画にしては普通です。ただ、この映画の犯人こそ、今一番中丸のイメージに近いサイコパスだと確信しております。
あらすじにもある通り、そのまんま薬剤師が犯人なのですが、まず薬剤師という職業が中丸に合う。銀縁フレームの眼鏡はマスト、あわよくば白衣着用で、夜な夜なやばい薬調合してればそれでいいから。あ、ここまでは全ヲタク共通認識だと思ってます。
そんでまあ、人格者として扱われていた犯人は、実は家族を惨殺してたりと暗い過去があったわけですが、そんなことより主人公の妹を殺した理由ですよ。わたしはてっきり一方的な好意かと勘違いしていたんですね。若くて元気な被害者が、くたびれたおじさんである犯人にUFOキャッチャーの景品をあげる描写があって、これはやっちゃったなと。そんな優しくしたらおじさんよからぬ妄想しちゃうぞと。そしたらその逆、犯人は被害者のような「媚びる女が反吐が出る程大嫌い」だったらしく。結果、憎くてしょうがない彼女をズタズタに痛めつけて殺して水に沈めたんですね。
このような女へのコンプレックスの抱き方が非常に中丸っぽい。あと犯人、自閉症の妹を亡くしてるし、そこらへんも屈折に屈折を重ねていて。よく分からない、被害者の携帯から兄に自ら電話をかけたくせに無言で切るってメリットのないくだりも、中丸に置き換えたら納得出来そうな気がします。哀しみに暮れる兄を弄ぶゲームなのかなって。
中でも、犯人が動けない状態の主人公に対し、被害者を殺す瞬間を収めた動画を見せるシーンが中丸過ぎて。薄ら笑いを浮かべながら「これを削除すると証拠がなくなるぞ」とか言って携帯をかざすもんだから、もはや中丸にしか見えなかったですもん。
韓国映画は非常に傑作が多くハリウッドでもリメイクされたり、日本映画では到底適わぬジャンルを確立しているので、例えば『チェイサー』や『オールドボーイ』などにはもっともっとえげつない犯罪者が登場するけれど、今まで中丸のイメージにピッタリの異常者って居なかったように思うんです。故にちょっと興奮気味にまとまりのないブログまで更新してしまい、申し訳ございません。たった1人にでも届いたら意味がある、そう信じています。
ちなみに犯人を演じたユ・ヘジンさんはめっちゃ犯人顔!!!
これが中丸に自動変換されるんだから恐ろしいっす…
森は知っている(ネタバレあり)
南の島の集落で、知子ばあさんと暮らす高校生の鷹野一彦。
東京からの転校生・詩織の噂話に興じるような、一見のどかな田舎の高校生活だが、その裏では、ある組織の諜報活動訓練を受けている。
ある日、同じ訓練生で親友の柳勇次が、一通の手紙を残して姿を消した。逃亡、裏切り、それとも?その行方を案じながらも、鷹野は訓練の最終テストとして初任務につくが――。
過酷な運命に翻弄されながらも、真っさらな白い地図を胸に抱き、大空へと飛翔した17歳の冒険が、いま始まる!
わたしには、小説や映画の登場人物に、独断と偏見でジャニーズをあてがってしまう癖がありまして。いや、癖なんて可愛いもんじゃない。こりゃ病気だな。
もれなく先程読み終えた吉田修一さんの『森は知っている』の主人公鷹野が、Hey! Say! JUMPの八乙女光と重なった。と言っても小説自体は特別面白いと感じなかったので、もしも実写化したら光に演じて欲しいなくらいのレベルです。
高校三年生の鷹野は、実は産業スパイとして、とある組織に育てられている。彼には四歳の頃母親の手でマンションに置き去りにされ、弟が目の前で餓死した過去がある。猛暑の中、ドアや窓をガムテープで密閉された部屋で、自分の便にまみれた状態で発見された後、秘密裏に死亡したことにし新たな名前を付けられた。
光、君じゃないか。
普段テレビで見る光はチョケがちだけど、以前よりわたしはなんか違うなと思っていて。これは偏った願望ながら、光には暗い暗い場所に居て欲しいんすよ。“光”じゃなくて“影”で居て欲しいんすよ。少数派だろうけど。
この小説の“影”は鷹野で、“光”は柳という親友。柳はふっかかモロたんっすね。本当は岸くんなんだけど、光とのバランスを考えたら。柳のちょっと楽観的で行動力のあるキャラクターは、うん、やっぱりここはモロたんかな。ちなみに柳の弟の寛太は松田元太くん。以上がわたしのキャスティングです。
興味がある方はどうぞ。
西加奈子と今江大地
僕はこの世界に、左足から登場した。
西加奈子さんの小説、『サラバ!』上巻は、主人公のこんな台詞から始まる。
そんな主人公の友人として登場する、“須玖”というキャラクターが居る。
主人公が男子校のサッカー部で出会い、大きな影響を与えるこの“須玖”ついて、どうしても書き留めておきたかった。
須玖くんはサッカーが上手い。中学ではミッドフィルダーを務めていたらしい。休み時間にはジョン・アーヴィングの『ホテル・ニューハンプシャー』を読んでいる。そして何より美少年。そう、須玖くんは主人公曰く、「背は低くてもハンサムだ。」とのことだった。
けれど、須玖くんは決して自分から発信しない。音楽や映画に精通していながら、知識をひけらかすようなこともない。それでいて、たまに発する一言は爆発的に面白い。これも主人公に言わせれば、「須玖はまったく、空気のような奴だった。」のだ。
そんな須玖くんと主人公の間で起こった一つのエピソードが、わたしにある人物を連想させた。
そのエピソードとは、彼らの学年に居たホモセクシュアルの林くんに、須玖くんが好意を寄せられるというものだ。
林くんは学校中から心無い罵声を浴びせられたり、暴力を振るわれたりしていたが、須玖くんだけは普通に接した。
そんな須玖くんに主人公は聞く。
「気持ち悪ない?」と。
すると須玖くんは、「気持ち悪くなんてないで。」「なんやったら、尊敬してるよ。」「自分のしたいこととか思いに、嘘つかずにおるのって、難しいやろ。特に、林のような人らは。」と、泰然と答えるのだ。
言い忘れたが、『サラバ!』の舞台は最初こそイランでスタートするものの、主人公は関西人である。
この関西弁で思い浮かんだのが、今回の記事のタイトルにあるよう関西ジャニーズJr.の今江大地くん、その人だったのだ。
「大根大好き今江大地です!」でお馴染み今江くんは現在21歳、京都府出身、メンバーカラーは緑、身長161cm、funky8に所属する現役大学生である。
正直、今江くんのことはよく知らない。たまにまいジャニで見かけるくらいだ。なのに、わたしには須玖くんが今江くんに思えてしょうがなかった。
何が言いたいのかと言うと、須玖くんの魅力を誰かと共有したいということ。あわよくば今江担に『サラバ!』を読んで欲しいということ。
しかし『サラバ!』上下巻はいかんせん長い。下巻の須玖くんには触れないでおこう。一人でも何となくでもいい、伝わったら嬉しい。
「じゃあ、林に告白されたらどうするん?」
「断るよ。」
「なんて言って?」
「僕は林のことは好きになられへん、て言う。」
男は好きじゃない、とか、そんな趣味じゃない、などと言わない須玖は、やっぱりとてもいい奴だと思った。